皆さんに頂いたご支援を使用させていただき、医療費支援を実施いたしましたのでご報告いたします。
<医療費支援の内容>
今回は岐阜市内の3件で支援をご紹介します。
岐阜市では、生活保護を受けながら一人暮らしをしている高齢女性のもとで15頭の猫が繁殖していました。子猫が生まれて対応が困難となり、民生委員や地域ボランティアと連携して全頭の不妊去勢手術を実施。子猫については保護団体に引き取られました。

別のケースでは、独居の高齢男性宅で3頭の猫が繁殖。近隣からの苦情もある中、当事者の息子やボランティアと協力し、手術を実施しました。今後の管理方法についても説明を行い、再発防止を図っています。

さらに、生活保護を受ける高齢男性のもとで飼育されていた6頭についても不妊去勢手術を行いました。中外自由で飼われていたため、近隣住民や大家との調整が必要となりましたが、自治会や保健所の協力を得て無事対応。今後、新たに現れる猫についても協力して手術を進める体制を整えました。
<医療費支援の仕組み>
岐阜県動物愛護ネットワーク会議は、岐阜県内の多数の保護団体に会員として参画いただいています。
多頭飼育崩壊が発生した際は会員団体より専用フォームより申請を受け付け、内容を迅速に精査し、避妊去勢手術等に必要な医療費を支援します。
申請にあたっては、対象となる犬猫の頭数や飼育状況はもちろん、発生の背景や社会福祉との連携状況など、根本解決に向けた把握にも努めています。
引き続き、支援を必要とする動物たちと現場のために、いただいたご支援を活用させていただきます。